メディカル事業承継ドットコム｜一般社団法人事業承継サポートセンター
代表理事　土屋範夫

新型コロナウィルスの影響で、今の日本は大変な経済危機に直面しており、環境は大きく変化しております。
しかしその影で、ニュース等で取り上げられていない深刻な問題が「後継者不足」です。
高齢化が進む日本の中においては、赤字による撤退のような、経営に失敗した訳では無いにもかかわらず、後継者不在による廃業が深刻化しています。
長年かけて築き上げてきた信頼・従業員・関係者など、財産となるものは存在している一方、 引き継ぐ後継者がいない、といった理由で1つ、また1つと、会社が廃業を与儀なくされています。このように健全な経営をしていても、後継者不在により、企業が無くなり、人材が流出することは、新規開業が少ないこと以上の問題で、世の中にとって大きな損失ですし、経営者としても非常に残念なことです。この問題は医療関係の事業にとどまらず、多くの中小企業が直面している問題で、事業を成長させている優秀な経営者でも後継者が不在で存続の危機に直面している企業は多いです。
特に家族経営の場合に親族内承継が行われなくなったことが後継者不足の大きな要因です。
また、赤字経営だと売却出来ないと考えていらっしゃる方もありますが、赤字企業を買うことが何も問題無い買い手もあります。 健全な企業が有能な後継者に引き継がれ長く繁栄を続けることは経済の基本です。日本の開業率、廃業率とも、欧米先進国に比べると大きく離されており、企業の新陳代謝が進んでいないとも言えます。しかし、開業率は増えなくても、廃業率を減らすことが出来れば、健全な競争が起こりより良い商品やサービスの開発が進みます。これにより、日本の国際競争力も大きく向上させることが可能と考えています。
その問題と向き合い、利益度外視でも日本の深刻な問題である後継者不足の問題を解決を行う組織を設立し、サイトを開設いたしました。
当法人は医療の事業承継をサポートするアドバイザーの立場として、売却の仲介などを行い、成約を少しでも増やす活動をするために社団法人を立ち上げ医療関連の事業承継をサポートして参ります。